今日は終日目黒の3階で、7年前に私と助手がオーバーホールを実施したS-400Eの保守点検をいたしました。
昨日保守点検をしたS6が隣にあるので仕上がってから弾いてみると、S6らしさ、S400らしさがはっきりと出ておりました。
ただ、どちらもドッカーンと鳴るところは私らしさなのかしら(良いのか悪いのか)^^;;
思い出すと、こちらの目黒ヤマハマスタークラスのレッスン室のピアノで初めてオーバーホールをさせていただいたのが今日のS-400Eでして、昔を色々と思い出しました。
当時は今よりもデータがなかったので、感覚で作業している部分もありましたが、昔の自分のオーバーホールの作業を見ながら音を聞いて、(今ならもっと出来るかもですが)悪くはないなと思いました^^;
この時はS400Eという機種のオーバーホールは初めてだったので、インハモを計測してグラフにしたりして、色々調べて見ました。
その後に別のレッスン室のS6のオーバーホールのご依頼をいただきましたので、初めてS6をオーバーホールする時にもインハモの計測をしました。
インハモを一つ取っても、同じSシリーズで違うんだなと感じました。
私は修理やオーバーホールを毎日やっているわけではないので、そういう方々には全然かないませんが、自分なりに色々勉強して来た事を参考にして、修理やオーバーホールに対応しております。
もう、毎回勉強、発見、これの繰り返しです。
ただ、若い頃に、感覚だけでやって来たのとは違い、今は過去の経験などをデータにし、それを参考にして次に向かっております。
長くなりましたw