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かじのにっき(梶 智洋 公式blog 厚生労働大臣認定一級ピアノ調律技能士)

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2014年 09月 22日

雑音の犯人救出!

本日調律に伺い、何気なくグランドピアノを弾いてみると、どこかで聞いた事のある雑音が発生していました。

以前も聞いた事のあるような音。

もしや?と思い、ちょろっと横を見てみると...

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やっぱり!アレがありませんでした。
さ〜て上から覗いてみても見当たらない、どこに隠れているのかな?
とiPhoneのカメラを起動して鉄骨と共鳴板の間をあちこち確認してみると...

はい!ここに落ちていました!

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場所が分かればもうしめたものです!
今回はちょうど切れた弦の端くれがあったので、それでちょいちょい移動して救出完了!

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後は元の位置に戻して救出完了しました!

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この部品は譜面台のストッパーで、楽譜を乗せる譜面台がこれ以上奥へ行かないようにする為の部品です。
ヤマハのグランドピアノはこのような仕組みになっています。
この部品は金属で、刺さっている部分は木材です。
ピアノが設置している環境の変化によっては、これが緩んで外れて下に落ちてしまう事があります。
見える所に落ちていればすぐに気が付くのですが、今日のように見えない所に潜り込んでしまって気が付かない事もありますが、共鳴板の上に落ちると、ピアノを弾いて共鳴板が振動して音が鳴る際に、それに反応して雑音となって存在をアピールします。
今日のようにすぐ近くに隠れている事が容易に想像出来れば良いのですが、前回別のピアノで同じ現象に会った時は、ピアノの奥の方の中音弦と低音弦の交差している辺りから音がしており、救出に苦労しました。
この時の状況は、
まずストッパーがすぐ下に落下、その後、落下した事に気が付かれないまま移動する為にピアノが起こされて梱包されこの部品が転がり奥の方へ移動、その後ピアノを別の場所に移動し開梱、音を出してみたら雑音発生、という事でした。
その時は本人は目視出来なかったのですが、おおよその場所は確定出来たので、強力な磁石が先端に付いたマジックハンドのような秘密兵器を使用して救出成功しました。

by kaji-piano | 2014-09-22 17:04 | Comments(0)


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